
スナフキンなんかじゃない。
私はただ、自分の中の怪物をなだめているだけ。
抗えない何かに狂わされる瞬間がある。
築いた防壁が砂のように崩れ、熱が逆流する。
でも、その敗北も拒まない。
その焦燥も理性の欠落も自分を動かすガソリンに変えて飲み干したい。
言葉は、誰かを傷つけるためじゃない。
濁流のような感情に飲まれないよう、自分で立とうとする手応えを、指先に残し続けるため。
翻弄されるカッコ悪い自分をもう一人の自分が冷徹に眺める。
「いい燃料だった」と怪物が笑う。
今はただ自分の中に残る、名前のない熱に揺れながらまた明日を歩き出す。
